1日型のデイサービスには多くのメリットがあります。
他者と会う機会
1日型に限りませんが、家から出るデイサービスは、他者と会う機会になります。
自宅にいると、一人暮らしでは他者と会う機会がありませんし、家族と暮らしている場合は慣れた家族のみと会うことが多くなります。
デイサービスのように他者と会う機会があれば、自宅にいると面倒になったり行わない以下のような活動を行うことになります。
- 歯磨き(朝、昼)
- 着替え(何を着ていくかを考えることも含めて)
- 化粧
- 整髪
- 買い物(洋服など)
- 他者との会話(精神的刺激)
- 入浴
生活リズムが整う
1日型デイサービスでは、朝に迎えが来て、夕方に家に送ってもらうことになり、日中活動することになります。
自宅にいて用事がなければ、いつまで寝ていても構いませんし、日中もやることがなければ横になってしまうこともあります。
朝起きるのが遅かったり、日中寝てしまうと、夜に眠れなくなり、昼夜逆転ということにもなりかねません。
デイサービスで、運動を含めた活動を日中に行い、離床時間(ベッドに横にならずに起きている時間)が長くなると、夜もよく眠れるようになり、生活リズムも整います。
薬の管理
日中に服用する薬がある場合、デイサービスに持参いただければ、飲み忘れや、量や種類などを誤って飲んでしまうことがなくなります。
入浴
1日型デイサービスの多くは、入浴を提供しています。
ご自宅では入浴できない場合、自宅だと面倒で入らないことがある場合などでも、デイサービスでは介護士の援助のもと、入浴が行えます。入浴は保清となり、感染症含む皮膚の病気の予防にもなります。
また、入浴時に、身体の皮膚トラブルが発見され、受診につながることもあります。
口腔衛生
1日型デイサービスには昼食があり、昼食後には歯磨きがあります。
自宅では、面倒で昼食後に歯磨きをしないこともありますが、デイサービスに来れば、他の方もみんな歯磨きしており、スタッフの誘導もありますので、歯磨きをすることなります。
食事・水分摂取
自宅では、食事を作ることが面倒になって作らず抜いてしまったり、作っても簡単なもので済ませてしまうこともあります。生活リズムが乱れて遅く起きたりする場合はその傾向が強まります。
1日形デイサービスには昼食があり、栄養バランスが考えられた昼食が、決まった時間に提供されます。
水分についても、到着時や入浴後、運動後など、1日のうちに何度も水分を摂る機会があり、脱水のリスクを回避することができます。
室温管理
デイサービスの室内は、1年を通して一定の温度に保たれています。
自宅では、夏に室内で熱中症になることもありますが、デイサービスは市町村が提供するシェルターのように、高温・低温のリスクから守られます。
運動
リハビリデイサービスこはくでは、1日に3時間半以上の運動の機会があります。
健康な人がお金を払ってスポーツクラブに通い、環境の力を借りて運動を行うように、自宅で一人ではなかなか行う気にならない運動を、デイサービスでは行うことができます。
専門のリハビリスタッフもいますので、運動の種類や量についての指導を受けながら、多くの運動を行うことができます。
集団効果
デイサービスには多くの利用者さんが集まり、集団での活動になります。
リハビリには、苦労が伴い、しかも長く続けなければならないものです。よほど意思が強くないと一人で継続していくのは大変です。
デイサービスのような、自分と同じような年齢や状態の多くの方がいる環境では、一緒に取り組んでいる方が近くにいるので、「もうやめようかな」「やりたくないな」と思った時でも相乗効果で頑張れるのです。
アウェイの環境
アウェイというのは、ホームグラウンド(自宅)に対してアウェイ(敵地)という意味です。
ホームグラウンドである自宅環境では、いろいろな意味で、ご自身の希望が通りやすい環境です。
それは居心地がいい場所ではありますが、リハビリ的にはよくないことも多くあります。
前述したようなデイサービスでのメリットは、自宅では守りにくいこともあるのです。自宅では、歯磨き、着替え、食事、運動をするしないも自由ですし、昼寝をする、疲れたから休む、なども自由です。
しかし、アウェイの環境であるデイサービスでは、いい意味での強制力が働きます。その強制力によって、運動をはじめ自宅では行えない活動が行えるのです。
